好きな人って誰だろう・・・?










弐拾漆










と、悩みながらも私が居る場所は医療班。





さん!!ドイツ、ベルリンのB地区において大量AKUMA発生のため、多数のファインダーの死亡確認。」

「それは、私じゃなくて班長にそのまま伝えてください。他に何かありますか?」

「エクソシストの生存は確認済みです。アレン・ウォーカーさんがいます。」

「一人?」

「はい。」

「コムイに即連絡。エクソシストの派遣要請を。」

「はいっ!!!」





私はいつの間にか班長補佐という地位を頂いた。





さん、神田ユウさんが現場に向かうそうです。」





神田が・・・。
この前、帰ってきたばっかりなのに・・・。





さん?」

「少しあける!!」

「え、えーっ!?待ってくださいよーっ!!!!!」










*








「神田ッ!!!」





場所は地下水路。





「医療班は?」

「ちょっと、抜けてきた。今は、怪我人の情報整理だから問題ないよ。」





自分でもよくわからない。
何故、わざわざここに来たのか。


でも・・・





「いってらっしゃい。気をつけて。」





ただ、ただ単に言いたかったんだ。





「じゃ、じゃあ私、医療班に戻るから。」





何かいいたそうな神田を見ていないふりをして、医療班に戻った。



願わくば、誰も傷付かんことを。










_______










、兄さんが呼んでいるわ。」

「うん。すぐ行く。」





大量AKUMA発生から三日。

ドイツだったため、ここには志望連絡や医療スタッフの派遣願いがたちこもっていた。
私は手遅れになりかけている人の対処要因だからあまり忙しくない。










*








「コムイ、何の用?」

ちゃん、急いでドイツに行ってもらえるかな?」

「ドイツ・・・・?」





ドイツはこの前、大量にAKUMAが発生した国。





「B地区って言えばわかるよね?」

「はい。」





嫌な予感。





「神田君とアレン君が治療を受けている病院に行って貰うよ。
 アレン君は意識はあるけれど全く体が動かない。神田君は脳へのダメージで麻痺している状態だそうだよ。目覚めれば異常なし。
 ちゃんはアレン君の怪我をよろしくね。」





アレンが重症。
神田は目覚めていない。





でも、生きているならいい。生きていればまた会えるから。




NEXT

反省。

この連載、神田が怪我すること多いよね。(あは。
なんでだろう・・・。
うん。
何でだろう・・・。
ってか、地下水路ではピンクのオーラが漂ってればいい。(アホ

瀬陰暗鬼