まだ間に合うよね・・・?
弐拾壱
「、しっかり!!ユウ!!ユウも目、覚ませ!!!」
目の前が真っ暗でよくわからない。
兄さん・・・
兄さん・・・
どこ・・・?
ねぇ、どこに居るの・・・?
兄さん・・・。
行かないで・・・一人にしないで・・・。
「!!!」
「ラ・・・ビ・・・」
聞こえるのはラビの声。
「しっかりするさ!!これは、しかできねーんだから!ユウを早く・・・」
ユウ・・・?
さっきまでの温もりが消えていく感触。
私を抱きしめている人。
冷たい・・・。
「!正気に戻って!!早くユウのこと治療しねぇと・・・ユウ自身の回復じゃ足りないさ!!!!」
ユウ・・・兄さん・・・兄さん・・・ユウ・・・。
神田・・・ユウ・・・・?
「か・・・・んだ・・・・?」
「っ!!」
「な・・・んでっ・・・・嫌だ!嫌!!やめて・・・どこにも行かないで!!神田ぁっ!!」
もう失うのは嫌だ。
まだ・・・まだ助かる。
脳は死んでない。
まだ・・・動け心臓!!
ドクン・・・
微かな脈動。
最終方法は・・・体内にある治癒力を限界まで一気に流し込むこと。
絶対に死なせない。
もう誰も失いたくないから。
まだ、間に合うよね・・・?
私の命をあげてもいい。
だから、死なないで・・・。
神田、ユウ・・・。
NEXT
反省。
延ばします。
引っ張りますよ。
ここで引っ張らなかったら女がすたる!(ぇ
冗談です。
どうしてもここで切りたかっただけです。
兄さんって多いけど・・・決して兄さんの名前がユウなわけじゃありません。
兄さんの名前はとくに決めてませんよ。(駄目な人
瀬陰暗鬼