なあ、いつもと表情が違うこと、気付いてないだろ・・・?
伍
「ユウ、泣かしちゃ駄目じゃん。」
「泣かしてねぇ。」
「でも、泣いてたさ。」
ユウったら不機嫌度がアップしてる。
それにしても、あの子・・・泣いてたと思ったらいきなり変化したよなあ。
「さん・・・素敵な方ですよね。(ぽわーん)」
「黒の教団には女が少ねぇからなー。しかも、あんだけ可愛い子は珍しいさ!!」
「ってことはラビもですか。(はあ・・・)」
「ため息つくと幸せが逃げちゃうからやめろよー。」
アレンはため息だけど・・・ユウがめっさ睨んでる!!
「ユウ、どうした?」
「ファーストネームで呼ぶな。」
こっえー・・・
背筋が凍っちゃうよ!?
「のこと、気になるんだろ?俺、ユウと付き合いが長いから一発さ♪」
「ふざけんな。」
「でも、気になってんのは事実さ。あんだけ可愛いもんなー♪」
「斬るぞ。」
「(ギョッ!?)ユ、ユウ・・・落ち着くさ・・・」
怒らせちゃ駄目だな、こりゃ。
「神田はチキンですもんね。先に言っておきますけど、渡しませんよ?」
アレンも戦闘モードだ・・・。
あちゃー・・・。
二人とも大人気ないさ!!
イノセンスまで発動しちゃって・・・・
イノセンスの無駄遣いさ!!
「まあ、神田よりも今のとこ僕の方が確率が高いですね。」
「別にユウはに恋してるんじゃないし、そんな喧嘩腰になる必要ないさ!アレン!!」
とばっちりだけはごめんさ・・・・。
「とりあえず、解散な!アレン、飯食いに行こう!!今すぐ行くさ!!!」
二人を引き離すしかないさ・・・。
なんか、殺伐とした雰囲気が漂ってるし・・・。
「そうですね。おいしいものを食べてむかつく神田なんか忘れましょうか。」
「そうさー。Let's go!!」
とりあえず、作戦成功・・・?
「ユウ!部屋が近いんだから、気になるなら会っとけよー。」
「余計なお世話だ!!」
まあ、今日はお互いに会わないほうがいいかもな・・・。
ユウはイライラしてるし、は・・・多分、ユウには会いたくないかもな。
ってかリナリーもそうだけど、アジアの女の子って可愛い子多いんかな。
「ラビ!おいていきますよ!?」
「げっ!待つさ、アレン!!」
さっきまでのユウと睨みあってたアレンはどこいったんさ・・・。
俺の予想だと、ユウはあの子のこと好きになる気がすんだよなあ。
アレンは既に惚れてるし、俺もストライクなんだよなあ。
コムイは・・・まあ、今回はないな。
リナリーは・・・気に入ってたなあ。
まあ、女の子だから平気さ。
なんか、これからバトルになりそうな予感・・・。
NEXT
反省
ラビ視点でした。
ラビは周りをよく見てる子だと思います。
とりあえず、そろそろお相手がわかってきたでしょうか?
コムイという選択肢とリナリーという選択肢は消えましたね。
いや、多分、ほとんどの人がわかってるんでしょうね。
なんか、これ、シリアスなはずなのに、ギャグっぽい・・・。
瀬陰暗鬼