辛くない。
辛いという思いは封じ込めた。
肆
談話室を出て、ここがどこかわからず悩んでいます。
とりあえず、鏡が見たい。
「オイ、新人。」
あの時と同じ声。
嫌な予感がしていた。
「神田さん・・・」
一番会いたくない人。
「何用ですか?」
平然として話しかけることが出来た自分がすごいと思う。
「ちっ・・・」
舌打ち・・・?
「あの・・・」
「いきなり飛び出すから強制捜索させられたんだ。めんどくせぇことさせやがって。」
文句・・・?
なんかむかつくんですけど。
「とりあえず、一度コムイのとこに行くぞ。とろとろしてると置いて行くからな。」
あぁ、やっぱりむかつく。
「おい、新・・・」
私は・・・
「あー!!ユウがのこと泣かしてるさ!!!」
泣かしてる・・・?
私、泣いてるの・・・?
「ラビ、今の本当ですか!?」
「アレン、あれを見ればわかるさ!!!」
「確かに泣かせてますね。最低ですね。男じゃないです。」
涙・・・涙が止まらない。
どうして・・・?
なんで・・・?
封じ込めたいのに・・・。
どうして封じ込めることが出来ないの・・・?
来るべきじゃなかったのかもしれない。
ここに、来るべきじゃなかったのかもしれない。
「あ、。よかった、大丈夫そうね。」
「リナリー・・・」
「部屋に案内するわ。行きましょう。今日はゆっくり休んだほうがいいわ。」
私は強くなるためにここに来たはず。
だから・・・もう一度封じ込めなくちゃ。
「大丈夫。ありがとう。」
「?」
「アレンくんとラビくんだっけ?」
「アレンでいいですよ。」
「ラビでいいさ。」
「驚かせてごめんなさい。あと、迷惑もかけてごめんなさい。」
「気にしてないさ。」
「全然平気ですよ。」
「ありがとう。」
さて、もう一人。
「神田さん、迷惑とお手数をお掛けしてすみません。それと、私は。新人だなんて呼ばないで頂戴。そして、あなた、むかつくわ。」
みんな、驚いた。
でも、私は強くなる。
「オイ、新人。」
「だって言ってるでしょう。」
「ちっ・・・一ヶ月で殉職(くたばら)なかったら覚えてやるよ。」
上等。
私は、絶対にもう泣かない。
私は、ここで強くならなくちゃいけない。
だから、辛いという思いは封じ込めた。
NEXT
反省
主人公可愛くねぇ。
やっちまったーって思ってます。
めちゃくちゃ可愛くねぇ。
どうしましょう。
もう、どうにもなりませんけどね。
もう行き当たりばったりです。
ってか、設定に可愛いって書かなくて良かったなあって思ってます。(汗
行き当たりばったりばんざーい。(よくない、よくない。
ってか、この話、進行のろいよ。
ここまできて、未だに相手がはっきりしていないってどうよ?
心の中では決まってるんですけどね。
はっははー。(笑い事じゃない。
瀬陰暗鬼