絶壁を登って見えた建物は不気味だった。
壱
「あの、はじめまして。です。」
兄が死んだ後、ゴーレムという変な通信機が私のことを伝えていたから私のことはコムイって人に伝わってるはずなんだけど・・・。
『連絡は受けてるよー。ちゃんだね?とりあえず、門番の身体検査を受けてね♪』
どこからか声が聞こえた。
この人がコムイさんだろうか・・・?
それより、門番って誰だ?
ぐおっ
「へっ!?」
び、吃驚した・・・。
この門みたいなの自体が門番だったのか・・・。
しかも・・・なんとなく不気味だし。
「異常なし、開門〜」
ヤル気のない言い方だ・・・。
とりあえず、中には入れたから良いとしよう。
「はじめまして。」
目の前にいきなり女の子が来た。
この子、可愛いなあ。
「はじめまして。」
「私はリナリー・リー。リナリーって呼んでね。」
「私は。」
「話は聞いているわ。大変だったわね。そして、ようこそ、黒の教団へ。」
歓迎されているのかな・・・?
悪い気はしない。
「、どうぞ。」
「あ、ありがとう。」
中に入るとたくさん人がいた。
リナリーとは違う、白い服を着た人たち。
「やあ、はじめまして。科学班室長のコムイ・リーです!」
リー・・・リナリーと一緒のファミリーネーム・・・兄妹か。
「まず、ちゃんのイノセンスを見せてもらえるかな?」
「はい。」
コムイさんい差し出したのは私のイノセンスでもある対AKUMA武器の銃。
名は。
「君は装備型だね。」
「知ってます。それと、はあまり強固に作られていません。戦闘能力は普通の対AKUMA武器よりも低いです。」
私が強かったら、兄は死ななかったかもしれない。
「それじゃあ、行こうか。」
そう言って案内された所は、また不気味な所。
「ヘブくん、よろしくね。」
変な人・・・いや、人なのかも定かではないけれど。
体を探られている変な感じ。
装備型も気持ち悪くなるなんて聞いてないよ。
「80%」
80か・・・想像していた数字よりも大分いい。
「・・・お前のイノセンスはいつか・・・」
「待って、聞きたくない。」
「そうか・・・」
運命とか、占いとか、予言とか。
そういう類は出来れば聞きたくない。
「私はへブラスカ・・・私もエクソシストだ・・・」
エクソシストって、こういう人もいるのね。
「さて、いろいろと説明もあるし、さっきの部屋に戻ろうか。っと、その前に・・・
黒の教団へようこそ。」
私はここで生きていく。
NEXT
反省
門番さん大好きです。(ぇ
名前は覚えられないけど。
特に何もないですが・・・こんな感じで、一話、一話を短く簡潔にまとめて生きたいと思ってます。(打ち込むのが大変だから。
一話一話が短編よりも短いか、同じくらいを目処に書いてます。
リー兄妹はやっぱ一話から出すべきだな!って思って。
ちなみに、リナリーは相手じゃありませんよ?(笑)
瀬陰暗鬼