戦いたくない。
破壊したくない。
そう思うのは罪ですか?
神を裏切るのは許されないのですね・・・
ならば、私は・・・
序幕
汽車に揺られながら、懐かしい夢を見た。
昔の夢。
兄と自分の夢。
兄が死んだときの夢。
兄はエクソシストだった。
そして、私も。
兄は殺された。
AKUMAに殺された。
私はイノセンスを怨んだ。
エクソシストという運命を怨んだ。
そして、イノセンスを、壊そうとしたんだ。
私は神に呪われた。
呪いの証として私には力を与えられた。
それが、治癒の力・・・
もし、次に私が神を、イノセンスを、裏切ることがあれば、私の命は燃え尽きる。
それと同時に私が治癒した人の体には傷が戻る。
それが呪い。
私はこの力を一度も使ったことがない。
本当は・・・使いたくないんだ。
故郷を懐かしく思いながら汽車の揺れに目を閉じる。
私は黒の教団に向かっていた。
NEXT
反省
後書きが反省にリニューアル。
じゃなくて・・・・この連載では反省という形にしたいと思います。
なんとなく・・・。
始まりました新連載。
打ち込み当初は、連載が他に二つある状態でのスタートなんで・・・
どうなるかわかりませんが、がんばりたいと思います。
この夢のお相手は・・・そのうちわかると思います。
ちゃんと決めて書き始めていますのでご安心ください。
瀬陰暗鬼