38.vs空　中堅










すみませーん。
ちょーむ・か・つ・く男がいるんですけど。





「烈火・・・死んだ？」

「節足動物なんだから死んで当然だな。」

「風ちゃん、三沢光晴って誰？」

「んー？ひ・み・つってか、失礼しちゃうわフン！誰が負けるんだって？なめんなよぉーだ。」

「風ちゃん、頑張ってね。秘密兵器、楽しみにしてる。」

「もっちろーん♪のためにがんばっちゃうよーん。」





やっぱ、可愛い！！
みーちゃんにはもったいないね！！
あ、別に付き合ってないか。


さて、風子ちゃん出陣！！










*








「三戦目！風子vs藤丸！！始めっ！！」





よっしゃ！バビュンと勝っちゃうよーん♪





「なァおねーちゃん！バストのサイズいくつよ？」





バスト・・・？

何故？
馬鹿？


でも、答えちゃう！！





「聞いてハナヂ出すなあ！87のナ・イ・ス・バディよ！！」

「え、答えちゃうの！？」





うん。
答えるの。

自慢だモーン♪





「それがどうしたい！！」





先手必勝！
錐、Let's　Go！！





キャキキキャ





錐が全部・・・
やっぱ子供騙しじゃあ駄目ね・・・。





「見たいねェ・・・ストリップ決定〜♪」





は！？
ストリップ！？





「風ちゃん！！」





速い！！





「げ・・・っ、」





服がびりびり・・・
これ安物だったっけ・・・？

つーか・・・こいつうざい・・・。
生理的嫌悪感が・・・。





「風子落ち着けっ冷静になれ！！相手の思うツボだぞ！！」

「あんたも落ち着け。あいつ・・・最低。」





ちちち





「やーねぇあたしゃ落ち着いてるよ。この程度で怒っちゃ大人気・・・・・・」





ん？

あれは服の切れ端？
風子ちゃんの服の・・・


っ！？



舐めた！！！？





「この変態野郎！！風神ー！！」

「ひょう♪」





またかわされた！？





「オレは『空』で一番速い！そんなつむじ風くらわねーぜ。二枚目〜♪」





もう、ムカツク・・・。
許さないよ。





「風子・・・・・・！？」

「あなた少しドキドキしてない？」

「むっ」

「あいつ、最低。」





仕方ないな。
本当はこんなとこでお披露目するつもりはなかったんだけど、も楽しみにしてるし、秘密兵器っと。





「風神＋鬼の爪！」

『魔導具の合体だと！？』

「白蛇、勝手に出ちゃ駄目！」

『陽炎・・・今までにあんな使い方をした使い手はいたか？』

「いえ・・・異例です。」





お、白蛇じゃん♪





「イコール・・・私の・・・秘密兵器・・・『風邪の爪』！！」





みんな驚いてるね。
風子ちゃん天才！！


さて、接近戦といきますか。





「すごい・・・かっこいい！！」





接近戦だと、風子ちゃんが有利ね☆

ってか、にかっこいいって！やった♪
陽炎には天才って言われてるし。
白蛇は何か複雑そうだけどさ・・・。





「ごっごめんよォ調子に乗りすぎたぁ！あんたがあんまりいい女だからよ！！オ、オレぁ本当は『空』で一番弱いんだよォ・・・・・・武器も捨てた・・・ゆ、許してください・・・・・・」





な、泣いた！？

でも、いい女って・・・いい響きだなあ・・・。





「『いい女』ってのに免じて、許す！」





審判のお姉さん、早くコール・・・！？





「三枚目ぇ〜っｖ全部うそ！！次はスッ裸だぜブ〜ス！！」





は！？
ブス！？

むかつく・・・。


水着、着てて良かったよ。



それにしても・・・ブスネェ・・・。

それ、タブーだよん。





「風ちゃん！！」

「大丈夫。こんな外道に負けないよ。」





烈火もきれんなって。
なんとかするからさ。

負けない。
こんな外道に、負けたくない。


こいつは大嫌いなタイプだ。





「おまえによく似た考えの奴を知ってる！紅麗とか木蓮がそうだった。大っキライなタイプだね！！絶対許さないよっ！」





の顔が曇ってる。
紅麗のことを言ったからかな・・・。





「風の爪！！あいつをブッ殺したい。力を貸してね！いくよ・・・我、風の爪に命令する、奴を撃沈せよ！飛空爪！！！」





・・・やっぱ、全部よけられた・・・。
でも、負けないから。

こんな、外道なんかに負けないから・・・。


つーかストリップって馬鹿じゃね？

おかしくって笑っちゃうよ。





「何が・・・おかしい？」





ザクザクッ





ナイス！風の爪♪

みんな、やっぱし驚いてるねー♪





「あら？言ってなかったかしらｖこいつは私の思う様に動くのよん！何がおかしいってあんたがバ・カ・だからさv」





お、烈火やみーちゃんが褒めてるじゃん♪
ま、風使いだからね！

ってか、命乞いって・・・だっさーい。





「私ってかわいい？ブス？」





ラストは、ずごしゃーっていきたいね。





「めっちゃカワイイっす！」





あー、ほんっとむかつく！！





「嘘ってみえみえだね！乙女の禁句を四回も言いやがって！！」





命はとらないよ。
だって、命あってこその罰だもん。


でも・・・





「勝者風子！！」





よし・・・





「てめえらぁっ！！この中でもこういう奴がいたら覚悟しときな！！人の命をオモチャにする奴は出てこい！全部、私がなぎ倒す！！」





この大会での私の誓い。
絶対こんな奴らには負けないから。





「風ちゃん、お疲れ様。頑張ったね。」





にっこり笑うを見たら、疲れとか関係なし。


や、柳のためにも負けられないんだ。

治癒をしてくれてるの頭をくしゃりと撫でて、改めて思った。










NEXT










後書。

やっぱ、戦闘苦手だー・・・。
うん。
迫力がないね。
次回予告です。
次回は、烈火戦です。

瀬陰暗鬼