35.Aブロック一回戦
「火影」vs「空」
「知り合い?」
「開会式んとき、烈火と意気投合してたんだよ。」
「ふーん・・・人懐っこいね。」
空・・・か。
三人はそんなに強くないな。
でも、あの女の子みたいな日と(たぶん男)は導具使いだ。
白蛇が言ってる。
そして、もう一人。
凄い闘気だ。
戦わない方がいい。
「?」
「三人は弱い(と思う)けど、二人は強いのかなあって。」
「最初の三試合でけりがつけばいいな。」
「うん。」
そういえば、烈火はちゃっかり忍装束。
火影へのブーイングはまだ治まらない。
ちょっと、むかつく。
「氷翔。」
デモンストレーションってことで。
「え!??何それ。」
「氷翔。紅の翼が綺麗だったでしょう?だから、真似してみました。」
「・・・何するつもり?」
「外野がうるさいから黙らせる。」
「ほ?」
―白蛇いい?誰にも当てちゃ駄目だよ。脅すだけなんだから。
『御意』
集中して作り出した羽に力を込める。
「氷翔、氷弾!!」
空中を大量のライトを浴びて輝きながら、舞う。
綺麗だなあ・・・。
たくさんの悲鳴が聞こえる。
「氷弾、解、発。」
全ての氷が水となり蒸発する。
上手くいった。
最後に・・・
「火影を悪く言うのは許さない。今のは全部はずしたけど、今度は当たるように撃つからね!」
会場が凍った。
「すごい!!」
「かっこいい!!」
褒められた。
「相手チームも黙ったな。」
「戦力的にもったいない。」
「出場停止になりたいのか?」
「嫌。」
凍季也は、これを見るのは初めてじゃないもんね。
そんなに驚いてないや。
「彼女が選手なら戦いたくないですね。」
「苦戦となるな。」
相手チームも何か言ってる・・・。
私、選手じゃないよ。
「え・・・っと、両チームリングへ!!これより試合開始です!!!」
対戦カードが電光掲示板に表示される。
先鋒 空 大黒 vs 火影 水鏡凍季也
次鋒 空 南尾 vs 火影 石島土門
中堅 空 藤丸 vs 火影 霧沢風子
副将 空 最澄 vs 火影 花菱烈火
大将 空 空海 vs 火影 勝ち残った奴の中からくじで決める(烈火談)
「あれ?凍季也先鋒?」
「くじだからな。」
「ふーん・・・凍季也が副将の方が安心だなあって思っただけ。」
「、それじゃあ、烈火が不安みたいじゃん。」
「だって、不安だもの。」
「何ィ!!」
「まあ、外野に火影の実力を示すには凍季也が適任かも。」
「みんながんばってね。」
負けないでね。
紅麗と戦うまで、負けちゃ駄目だよ。
NEXT
後書。
戦闘苦手なんだよー!!!!
次回から戦闘シーン入ります。
先に断っておきますが・・・へたくそです。
次回は凍季也戦です。
瀬陰暗鬼