12.もう一つの炎
「紅麗様、先ほどの森様より手渡されたビデオテープにもう一人治癒の少女が映っておりました。森様に報告いたしましょうか?」
「先にビデオが見たい。本物ならば私が森の元に行こう。」
「こちらでございます。」
「雷覇、かけろ。」
「は。」
ジ・・・ジジィ・・・
「その部分のみ上映いたします。」
「!?」
「どうかなさいましたか?」
銀の髪、蒼い瞳の少女。
私はこの少女を知っている。
「雷覇。この少女のことは他言無用だ。」
「嬉しそうですね。紅麗様。」
「二度と会えないと思っていた最愛の人が私と同じく時代をながれ、生きてたのだからな。」
「それは、それは。」
幼い頃から忘れた事は一度もない。
紅を思いながらも、片隅に消えずにいた。
二度と会えないと思っていた。
生きていてくれたことに喜びを感じる。
「今すぐここに音遠、磁生、小金井を集めよ。」
「承知いたしました。少々お待ちくださいませ。」
*
「紅麗様、全員揃いました。」
「先ほどのビデオを。」
「こちらです。」
ジ・・・ジジィ・・・
「これ、俺、さっき見たよ?」
「ココが重要ではなさそうね。」
「そのとおりです。音遠はいつも勘が鋭いですね。」
ピ・・・
何度見ても愛しい姿。
「この娘を探してほしい。」
「綺麗なお姉ちゃんだね。」
「名はなんと申されるんですか?」
「だ。」
「治癒の少女をお探しになるならばもっと多人数の方が宜しいのでは?」
「森には知らせない。この少女は私が個人的に欲しい。」
「では、内密に捜索すれば宜しいのですね?」
「森にだけは何があっても隠し通せ。」
「「「御意。」」」
「はーい。」
森がのことを知ったらきっと欲するだろう。
森光蘭、貴様には決して渡さない。
「小金井、お前には明日、命が出てましたね。気をつけて。」
「うん!!」
、早くココへ。
私の元へ。
会いたい・・・。
NEXT
後書。
紅麗さまー!!!!!!
大好きです!!愛!!
やっと出せた!!喜びに溢れてます。
ひゃっほいっ♪
この話は紅麗夢です。(はっきり
それっぽくなったでしょ?
紅麗が出るだけでこんなに
次回予告です。
立迫先生です。
拉致されます。
薫ちゃんです。
次回もお楽しみにー。
瀬陰暗鬼