11.姫と姉と姫と
少しは男の部屋で2人っきりということに警戒をしたほうがいいと思う。
ちなみに彼女はオムレツと炒め物を持ってきた。
「凍季也・・・料理、美味いね。」
「和食だけだけどな。」
「お味噌汁・・・私が作るより美味しいかも。」
「ふーん。」
「そっけないなあ。もうっ!」
の料理も十分美味い。
それより、ずっと見られている気がする。
「あとで、あの馬鹿殴りに行こうかな。」
「は?」
「凍季也の髪、すごく長くて綺麗だったのに!!」
「そのうち伸びる。」
「あ、忘れてた。」
「?」
ポカッ!
に殴られた。
「!?」
「柳の髪を切っちゃったから。どうして、あんなことしたの?」
「柳さんは、姉さんにすごく似てるんだ。」
柳さんがとても姉さんが似ていることを話した。
黙って聞いていた。
「だからって髪を切ってしまったことは反省しているよ。」
「ならよし。」
そういって微笑むを見て、やっぱり愛しいと思うんだ。
無意識にを抱きしめていた。
「と・・・、凍季也・・・?ど、ど、ど、どうしたの!?」
「いや・・・少し、こうしていたい。」
好きだと言えたら楽なのか・・・?
でも・・・こんな中途半端な関係なのも悪くない。
腕の中に収まっている、近くにいる以上、僕はこの人を守り抜きたい。
もう、大切な人を失うのは嫌だ。
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後書。
いやあ・・・短い。
でも、この話は入れたかったんだなあ、きっと。
次回予告いきまーす。
えっと・・・紅麗出ます!!!お待たせしました!!!!(笑
いや、僕が出したくてうずうずしてました!!
紅麗!!!!(きゃっほー!
次回は紅麗満載です。
瀬陰暗鬼