09.と 上



























「凍季也、今日一緒に帰ろ?」

「あぁ。」



























*

























「ね、いつ闘うの?」

「まだ決めて・・・」

「ん?どうした?」















凍季也が止まった場所は保育園。

そこには烈火と柳がいた。

















「バイト中?」

、柳さんを見ていてくれないか?」

「どうして?」

「花菱と話し合うよ。」

「多分闘うことになると思うけど?」

「それも一興だな。」

「がんばってって言ってほしい?」

「さあな。」




















子供って実は苦手なんだよなあ・・・。































「柳、烈火、何してるの?」

ちゃん!!」

















「レッカマンにでてくるまじょさんだあ!!」
















「ま、魔女?」

「私の紙芝居に出てくるの。」

「ふーん。」

「ね!お姉ちゃん、あそぼー?」

「おりがみしようよー!!」

「つるつくれるようになりたいの!」

「いいよ、教えてあげるよ。」

「「やったあ!!!」」

「お姉ちゃん先生もやろうよぉ。」

「お姉ちゃん先生はお砂場でよっとちゃんたちと遊ぶから出来たら見せてね。」

「うん。」

「柳は天職ね。」

「うん♪」



































*


























「烈火君には言ったんだけど、園長先生とお話があるから先に帰ってね。」

「私、柳に話があるの。だから、待っててもいい?」

「うん。じゃあ、すぐ終わらせてくるからね。」





























*

























―2人とも闘ってるね。

『炎と水だからな。』

―見に行きたいなあ・・・。

『直終わる。』

―どうして?

『炎の気が弱い。』

―烈火が負けてるの?

『そうだな。』













ちゃん!!」
















「柳?お話終わったの?」

「いや・・・まだなんだけど・・・烈火君、知らない?」

「知らないよ。(確か駐車場だったかな・・・。)」

「烈火君、怪我してるの!!」

「どうして?」

「スーって声が・・・。」

「そう・・・あ、でも、駐車場の方から叫び声が聞こえたけど?」

「行ってみる!!」


















柳は走って行ってしまった。

































「これでいいの?凍季也。」




















「あぁ。」

「私は凍季也がなんて言おうとも関わるわ。だって、友達だもの。今日、凍季也に協力したのも友達だからだよ。」

「そうか・・・。」

「帰ろうよ。」

「柳さんはいいのか?」

「多分一人にしてほしいでしょ。」

「そうか。」





















「そんな顔をする位ならしなきゃよかったんじゃないの?」







































凍季也、手遅れになるようなことはしないでね。













































_______







































あれから数日がたった。

学校中には烈火と柳が離れたという噂が立ち込めていた。

















、どう思う?」

「うーん・・・烈火は馬鹿だって感じかな。」

「知ってるよ、それは。」

「あ、今日、凍季也と柳が遊園地に行くんだって。」

「凍季也?」

「うん。水鏡凍季也って言うのよ。知らなかった?」

「知ってるわけないじゃん!何で知ってんの?」

「同じクラスだもん。」

「もっと早くいいなさーい!!」

遊園地かあ・・・私も行きたいなあ・・・。

「風子ちゃんと土門は烈火の説教。は遊園地にする?」

「うん。それでいいよ。」











































作戦開始だ。



















































NEXT


後書。

さて、凍季也編です。
ここさー・・・漫画だとめっさ、凍季也悪人じゃね?
しかもシスコン満載。
いい人に見えねぇもん。
でも、大好きだ!!!(コラ
次も凍季也ですが、次回予告。
長いです。結構長いです。
でも、紅麗に続く大事な回なんで、長くなっても仕方ないです。

瀬陰暗鬼