影法師は、私のことを知って驚いていた。
























何故?



































05.と 前編




































扉を開けたら隣に見えた綺麗な長髪。



















「あれ?何やってんの?凍季也。」

「ここは僕の家だが?」

「同じマンションだったんだ・・・。しかも隣・・・。」

「そうみたいだな。」

「で、なんで私服なの?(かっこいいなあ。)」

「今日は休む。」

「え・・・。」














凍季也がいないと私一人じゃんか・・・。















「くす・・・。」

「あ、今、私のこと笑ったでしょ!?」
















凍季也の馬鹿って言いたかったけど、さらに笑われそうでやめておいた。















「じゃあ、私は諦めて学校に行くわ。」

。」

「何?」





























ポフポフ・・・




























何故かは知りませんが、頭を撫でられています。

ってか、凍季也が凄く綺麗なんですけど・・・。

美人とも言える。













ヤダッ・・・ちょっとドキドキしてきた。

















「凍季也、何がしたいの?」

「いや、細くていいなと。」

「凍季也のも細いじゃない。」

「(ただ触りたかっただけだが・・・。)じゃあ、また明日。」

「朝からまた明日っておかしいけどね。」

「そうだな。」

「じゃあね。」















凍季也と話してたらちょっと遅刻気味。












ドキドキしている場合じゃなかった!!






































_________

































学校中、柳と烈火の噂で凄いことになってます。






























「ね、ね、烈火のご主人様見に行こうよ!!」

「いいね!1年A組でしょ!!」

「行こ行こ!!」


















もう昼休みなのにそんな噂が(事実だけど・・・。)鳴りやまない。

屋上に避難することにした。




































_________
































キンッ・・・

















、何かが飛んできた。』

「えっ!?嘘ッ・・・。」

『蝶を使いなさい。』

「どうやるの!?」

『適当なことを言って、勝手に蝶を放ちなさい。』

「えっと・・・。我が蝶に命ず、我を守れ。」












ふよん・・・














ってか、この状態ってはたから見たら私が独り言を言ってるように見えるじゃない!!




























「あれ!?烈火じゃなかったのね!!ごめんなさーい。大丈夫ですかー?」











ヤバイ、蝶の消しかたわからない・・・。











「あれ?蝶!?すごーいっ!!」

「えっと・・・。」

「すごいね。この蝶あんたの?って、蝶は操れないか。」

















あれ・・・?






























ばれてない!?




























なら、逃げるのみ!!





















「なーんて。風子ちゃんが聞いてないわけないじゃん。」


















やっぱバレた・・・。

黒蝶、どうしよう。















『自分でなんとかしなさい。話せばいいじゃない。』










もう!人事じゃあないんだからね!!











「えっと・・・はじめまして。」

「はじめまして♪霧沢風子ちゃんでぃす!!」

です。」

「で、さっきのはなーに?」

「生まれつきの力なの。他にもいろいろできるの。」

「すごーい!!みたいみたい!!」














あれ?このこも逃げていかないの?































ぴちゃん・・・































「水!?本当凄いね!!風子ちゃんもやってみたぁいv」

『無茶苦茶な女だな。』
















でもね・・・友達になりたいなあ。


















「いつもここにいるの?」

「うーん・・・今日は特別かな!どうかしたの?」

「あの、友達になって欲しいなあって・・・。」

「もちろん!!よろしくね、。」





















また友達ができた。





































_________

































「え、って2年生なの!?」

「うん。見えない?」

「童顔って意味じゃないけど。」

「知ってる。」

「あ、風子ちゃん、パン買ってくんね♪食べたいのある?」

「特にないよ。お弁当あるし。」

「じゃあ、パパーッと行ってくんねん♪ついでに探してくる!!」

「うん。行ってらっしゃい。」

















ん?



















風ちゃん、何を探しに行くんだろう・・・。







































『ぎゃああああああぁぁああっ!!!』







































え、悲鳴!?

男の人のものだよね・・・?

物騒だなあ。

















「たっだいまん♪」

「あ、おかえり。」

「あ、それおいしそうvちょーだい?」

「いいよ。」





























バン




























誰かきた?



















、ちょっと待っててねんv」












そう言って錐を入口に向かって投げた。

あれ、危ないからやめたほうがいいと思うけど・・・。



















「よォ御両人、熱いねぇ!風子ちゃん、ヤケドしちゃいそぉーっv」

















あ、烈火と柳だ。(コソコソ見てる人)

ってかなんか言い争ってる感じ。よく聞こえない・・・。










それよか、風ちゃんは何本錐を持ち歩いてるんだろう・・・。























ぺんっ






















風ちゃんが柳のことを叩いた。

二人とも驚いているし・・・。

風ちゃんは柳が戦って主君になったと思ってたんだ・・・。




















「私のモノにするつもりだったのに!!」





















そっか・・・風ちゃんは烈火が好きなんだ。

ってか風ちゃん身軽だなあ。

いいなあ。












それより、いくら喧嘩だからって女の子に火薬を使おうとしている烈火って・・・。

















「意地でもおまえに勝って私だけのモノにする!!それが何よりの名誉挽回だってね!!」






















やっぱ好きなんだ。

無器用なんだよね。

でも人を傷付けるのはよくない。

まあ、烈火がいるから柳が傷付くことは少ないと思うけど。























「きゃあああーっ!!!」





















「ちっ!!」
























あ、巻きびしだ。

古風なことをするわね。





















『主、蝶を送ってそこから蝶を通して映像をみた方が楽だわ。』

「そんなこともできるの!?」

『まあ、遠すぎたり、場所を特定できないと使えないけどね。』

「なんで、もっと早く教えてくれないの!?」

『あら、綺麗な回し蹴り。』

『いや、トアミだ。』

「二人とも、無視しないでよ。」


















あ、烈火と柳が行っちゃった。

















風ちゃんを救出しなくちゃね。
























「トアミを全て切断せよ。」






























ふよふよ・・・
























・・・」

「風ちゃんはあの、烈火のことが好きなんだね。」

「ち、違う・・・でも、ムカつく。」

「うん。(本人が自覚してないのよね。)」













そのあと、風ちゃんは錐の練習と言って去っていった。

本当、忙しい子だ。






































NEXT

後書。

風子編です。
いやあ・・・タイトルと異なって、土門が悲鳴しか出てきませんね☆
でもいいや、土門だし・・・。(笑
次回予告でーす。
えっと、次回は烈火vs風子です。
漫画に沿っていきますよ。

瀬陰暗鬼