ここは小さな村、いや里。
戦国の世。
炎・・・燃えてるの?
―生きなさい。
誰?綺麗な人だ。
私と同じ髪と瞳の色。
―幸せになってね。。
え?私?
これは・・・・何・・・?
00.プロローグ
ジリリリリ・・・・
「ん・・・あぁ・・・朝か・・・」
最近よく同じ夢を見る。
この前、転入先の学校に見学に言った時、誰かわかんないけど少年にすれ違った。
その日からこんな夢を見るようになった。
あの少年と何か関係があるのかとも考えたが、何も思い当たらない。
考えるのをやめようと思う。
それより、今日から転入だ。
「やだな、学校。」
嫌ならやめちゃえばいい。
他の人はそう思うだろうけど、これは育ての親との約束だから。
育ての親が病気で一年前に他界する時にちゃんと学校に行くって約束した。
私は13年前…4歳のときに育ての親に拾われた。
名前と年以外の記憶が全くなかった。母は苗字をそのまま残してくれた。
しかし、私の苗字は現世に私だけ。よっぽど珍しい。
でも、私は私だ。
現に私はここにある。
この苗字を残してくれたこと、ここまで育ててくれたこと、母にすごく感謝している。
さて、もう時間が無い。急がなくちゃ。
もう一つ。私が転校したわけ。
私には人が持っていない力がある。
それをうっかり見られちゃって化け物扱い。
別に、好きで持ったわけじゃないよ。
で、先生達にばれる前に、転校ってわけです。
初日から遅刻は嫌だから、もう家を出なくちゃ。
「行ってきます。お母さん。」
これが私の日常が普通でなくなる始発点である。
NEXT
後書
始まりました新連載。
お相手は決まってます。ばっちりです。
僕の大好きなキャラです。
愛してます。理想ですね。(キラキラ)
では、次回予告です。
次回は学校です。
まだ漫画に沿わないんで。
では。
瀬陰暗鬼