ある日、俺は素敵なお姐さんに会いました。




お姐さんはどこの人?
        
4.公園にて。





―田中 聖―





今散歩してます。
何で散歩かって?
トレーニングをかねてんの。
ほら、筋肉ついてた方がかっこいいじゃん。

いつもこのコースを走ってる。
飽きないかって?
飽きるわけねぇじゃん。
それにさ、最近この時間は知ってるとすっげー美人なお姐さんとすれ違う。
声かけようと思うんだけどさー・・・俺って人見知り激しいじゃん?
声かけるとか絶対無理だし!!

それにしても今日は来ないなぁ・・・・
毎日会うとか無理なのかな・・・



面倒になって休憩を取ることにした。





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ココはベンチの上。
結構走ったから疲れてる体を休ませることが出来れば上等だ。


「あの?お隣いいですか?」


例のお姐さんが声をかけてくれた。


「あ!いつもロードワークしてるよね?カッコイイなーって思いながら見てるよ♪」

「ありがと///」


すっげー照れるー!!
やべー!!
いつもしてるって事はずっとみてたの?!
すげーっ!!


「まだこれから走るの?」

「はい。後1.5くらい走ります。」

「そうなの?!頑張ってね。」

「ありがとうございます。」


やっぱすっげー可愛い人だった。
で、美人。
ヤバイ。ヤバイ。
笑顔は可愛いしね。
綺麗系でもあるし。


「あ!私の話しにつき合わせちゃってごめんね。」

「いや・・・全然暇だったんで。」

「ありがとう。あ!また明日も走るの?」

「明日も走る予定。でも仕事があれば無理だな・・・」

「仕事・・・・がんばってね。それじゃぁ、私朝早いの。また会えたらいいわね。」


人見知りだから名前聞けない?
そんなわけねぇよな。
でもそんなんじゃ会えねぇじゃん。


「あ!名前なんていうの?次あえたらまた話しかけたいから。」

「あ、俺田中聖です。」


やべっ!こんなときに電話だ。
どうするかな・・・?


「聖君?よろしくね、私、・・・」


チャチャチャチャチャチャーチャチャチャーチャチャチャーチャチャー♪(KAT-TUN Real Faceより

「電話なってるよ?出てあげて。」

「うん。」


名前・・・まだ聞いてないや・・・
苗字だけじゃわかんねぇし・・・


「じゃぁ本当に頑張ってね。おやすみなさい。」


名前聞けなかった。
苗字だけじゃな・・・・


「あのっ・・・・おやすみなさい。」

「走ってる姿本当カッコイイけど、無理しちゃ駄目だよ。体壊しちゃうからね。じゃぁ、バイバイ♪」


そう言ってお姐さんは行ってしまった。

でもさ、初対面なのに俺のこと心配してくれるってすっげーいいお姐さんだと思わない?
しかも美人だし。
俺さ・・・あの人のこと今日、初めてすれ違った時から好きになったって気づいたよ・・・・。




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あとがき


聖くんですv
なんか彼は筋トレしてる感があったので走らせてみました。(ぇ
まぁ、犬の散歩でも良かったんですけど。(ぇ
公園って言うのは仁を書いてる時から決めてました。
次回は上田竜也ですv

瀬陰暗鬼