面接 01.面接官ごっこ
「はぁ・・・」
朝からため息ですか?
久美ちゃん、また猿になんか言われたのね。(かわいそうに。)
「俺たちだって進路決まってねぇし。」
『うんうん』
「まぁよ。バイトくらいだったらいくらでも見つかるよ。」
「バイトじゃ駄目だろ。」
「はい。」
久美ちゃんにはちゃんと仕事してて欲しいからなあ。
「家庭教師とかやればいいじゃん。」
「塾の講師とかな。」
タケちゃんいいこというね!でも久美ちゃんは高校の先生がやりたいんだよね。(困ったもんだ)
「つーか家業継げばいいジャン。四代目なんだし。」
御馬鹿!!
それを言うな馬鹿。
今すぐ逝ってしまえ。(酷)
『家業!?』
「は!?」
隼人の馬鹿!!大馬鹿!!!
「あ、いや・・・あのっ・・・(ギロ)」
久美ちゃん睨んでるよ。
隼人、とっさに謝ってるけど。(大馬鹿者!)
ってコントやらないの!!
久美ちゃん、隼人、二人とも馬鹿ね。(緊急事態なのに!!)
「四代目って事はわりと続てんだなあ。」
タケちゃん、今すぐ忘れなさい。
胃痛がしてきた。(ってか竜は頭抱えてるし)
『うんうん。』
「何やってんだよ。」
「何って、なんだっけな。」
『そうだ。そうだ。』
言えない様な商売なんだよ。
ったく、隼人のせいで・・・(いらいら)
「お前らうっせぇな。あれだよ!蕎麦屋。」
『蕎麦屋!?』
馬鹿。それじゃあ駄目でしょ。(興味持つじゃん)
「え!?どこでやってんの!?」
『教えろ。教えろ。』
ほらね?どうすんだか。
「あ、あっちのそばやぁ〜」
苦しいよ、久美ちゃん。
「あはは、あはははははははー。」
「面白いよ。」
竜も苦しい(汗)
ってか、相方が馬鹿で大変ね。
「は知ってんの?」
「は?俺!?」
「その様子は知ってるにゃー。」
「黙れ。」
「ぬ・・・。」
「俺より弱いのには教えられませーん。(喧嘩はしないけどね。)」
『えー!!』
隼人は兎に角殺る。(やめてくだパイ!!by隼人)
そのあと隼人は私と竜に絞められていました。(ほとんど竜がやったけど。)
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次の日
「おはよう。」
「ヤンクミおはよう。」
「♪今日は遅刻じゃないんだな。」
「最近遅刻多いからなあ。めずらしいっしょ?」
「この調子で明日もな。」
「それはわかんないなあ。」
久美ちゃん可愛いなあvv
「土屋、大森、小島、浜口。喜べ、ジョイフル産業さんが就職の面接をしてくれるそうだ。」
「おいおいまじかよ!!」
「よっしゃー!!」
それでもりあがってんのね。
朝からテンションが高かったのもこのせいね。
「ツッチー、ココで叫ばないでよ。俺、低血圧なの。うざい。」
「はい・・・。」
「、ツッチーのこと嫌いなの?」
「さあねー。わかんないや。」
「そっか。」
「タケちゃんは好き。」
「ツッチーの事もちゃんと好きになってね?」
「努力する。」
タケちゃん可愛いんだよ。(畜生)
隼人が俺はー?って隣で聞いてくるけど無視。(酷)
「ジョイフル産業って、あのほら、ゲーセンの会社だろ?」
「ッてことは、ゲームやり放題!?」
「やったぁv」
馬鹿でしょ、やっぱ。
務めてるからってやり放題ではありません。
「んなわけねぇだろ。」
「竜・・・。(感動)」
「なに?」
「やっぱあんたがここにいてくれてよかったよ。」
「俺も、アホばっかなところにが来てよれてよかったよ。」
「そりゃどうも。」
私、あんたのこと好きかもv
タケちゃんと同じくらい♪(隼人以上、以下。)
「面接かあ。俺自身ねぇなあ。」
この言葉がスイッチ。
「よぉし、それじゃあこれから面接の練習をしまーす。」
何か嫌な予感がする。
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面接練習開始
「それでは、土屋君、大森君。小島君、浜口君、どうぞ。」
ガラガラ・・・
『ウィー♪』
うるさいなあ・・・。
「土屋、センスで仰ぐな!!」
「あぁ!?」
「小島、帽子被ってんじゃねぇよ。」
「はっ!?」
「大森、最後のやつはドアを閉める。」
「あぁ!?」
「ったく、いちいちうるせぇ奴だなあ。」
「浜口、サングラスはねぇだろサングラスは。」
「・・・・・・」
「意外とつぶらな瞳!」
はあ、先が思いやられる。(ヤダヤダ。)
「土屋君、あなたが我がジョイフル産業に志望した動機は?」
「・・・ヤンクミに薦められたから。」
駄目だよ!ってみんな同じ行動してるし。(つまらない!)
「そうじゃないだろ。ゲームが得意だとかゲームセンターには夢があるとか。」
「まあ、ゲーセンは好きだけどな。」
「ゲーセンはよせよ。ゲーセンは。」
駄目だこりゃ。
「それじゃあ、次の人。大森君、好きな言葉を教えてください。」
「好きな言葉、いや、別に。」
こいつら馬鹿すぎる。
「金?」
もういや!!
「そうじゃねぇだろ。ことわざとか四文字熟語とか!」
「四文字熟語ってなんだよ!!」
「あ!!喧嘩上等」
『おぉ〜』
「そうじゃねぇって。」
「じゃあ、一攫千金?」
「焼肉定食とか?」
「おもえら、あたしのこと、馬鹿にしてんのか!!」
「オイ!マテッ!!」
「ヤンクミ!?落ち着いて!?」
「お前らヤル気あんのかこらっ!!」
「お前がお手本見せろよ。」
「俺等面接とかやったことないし。」
「な、何であたしが・・・」
「もしかして、ヤンクミ自信ねぇの?」
『ん?』
「おぉ、怪しい。」
「そんなわけねぇだろ!!よし、いいだろう。あたしがお手本見せてやる。よぉーくみてろよ!!(ピース)」
「ッてかなんで面接経験ないわけ?高校はいる時は?(こいつ等一般では入れんの!?)」
「その様子からしてヤンクミ以外の先生を発見しちゃいました?」
「は?」
「ヤンクミの次だな。」
『うんうん。』
「ご愁傷様」
「竜もあるでしょ!絶対!!」
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ヤンクミの面接開始
「失礼します。」
「どうぞ。」
どうぞってあんた、どこぞのセクシー教師ですか!?
ほら!久美ちゃん引いてるよ!
隼人は赤渕眼鏡にワイシャツを肌蹴させて、眼鏡をはずしたらホストだよ。
日向は赤渕付け鼻髭眼鏡にガクランをマントみたいにしてるし、タケちゃんはザマスママ(?)みたいなめがねかけてるし、ツッチーは白の日向とおそろいの眼鏡だし、あ!竜は黒ぶち眼鏡を用意されてるけどつけてない!!
よかった。
「はい。」
久美ちゃんがんばれー。
「いいぞ。どっからでもかかってこい。」
「喧嘩じゃねぇし。」
「はい・・・。」
久美ちゃんもアホだった(涙)
まあ、竜はいつでもナイスです。(笑)
「あなたがこの黒銀学院高等学校に就職を希望した動悸は?」
隼人もまともなこと聞けるじゃん。でもわざわざ眼鏡を動かす理由は知らないけど。
「質実剛健、文武両道という黒銀学院の校訓及び豊かな心を養い豊富な知識を見つけるという黒銀楽員の教育目標に共感したからです。」
「テメェ何語喋ってんだ!!」
「日本語だよ。馬鹿。」
久美ちゃんはいいこというねぇ。
そんな校訓とか教育目標は知らなかったけど。
「それでは、あなたが尊敬する人は?」
ツッチーもまともな質問するんじゃん。
いいことだ。
「私を親代わりとなって育ててくれた祖父です。」
「祖父!!」
だからどうした(笑)と発言したくなるような反応だなあ。
それにしてもいい人だよね、龍一郎さん。
「まず、じゃああの、スリーサイズから聞いてみようかなー。」
聞くな!!怒るよ!!!
「上から95.58.88・・・って何聞いてんだよ!!」
「お前、嘘つくなよ。」
「はい。」
嘘なのは一発だけど、日向には後でお花畑みせたる。(ぇ)
まあ、久美ちゃんもアホ度高いし。
答えるなよ!!って感じです。
「恋人はいますか?」
タケちゃんじゃなきゃ怒るからね。
「まあ、好きな人はいますけど、なかなか美味くいかなくて。」
「そこまで詳しく聞いてねぇし。」
「はい。」
何で答えるの!?
「だからそんな質問してんじゃねぇよ!!」
『ギャーッ!!』
まあ、ほっておこうかね。(酷)
でも、タケと竜がかわいそうっ!!(りゅうっ!?)
「ヤンクミ、落ち着いて。ね?(微笑)」
「・・・(きゅーんvv)」
「(カワッ///カワッ///)」
「(馬鹿)」←隼人に向けて
はい。
落ち着いたね♪良かったね。
「ん?次だよ?面接。」
「やらなきゃ駄目?」
『もちろん♪』
「わかったよ。」
こいつ等恐い。
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数分後
「失礼します。」
「どうぞvv」
「、がんばれよ!!」
久美ちゃん可愛い!!好き!!
「それでは、あなたがこの3Dの中で一番好きなのは誰ですか?」
「ヤンクミです。」
「(即答!!)」
久美ちゃんが一番に決まってるじゃない。
「では、一番好きな男は誰ですか?」
「タケちゃん。」
「(即答!!)」
タケちゃん以外だったら、今は竜だな。
「では、得意教科は?」
久美ちゃんのときよりまともな気がする。(学習したのね!)
「特に得意なものはありませんが、理系だと思います。」
「頭いいもんね!!」
タケちゃん可愛いわ!!
「俺のことをどう思ってますか?」
「正直男は嫌いなので眼中にありません。」
「はい。」
隼人の質問変。
「何故そんなに細いんですか?」
「肉すごいです。」
「見えない。」
ダイエットしたいなあ。
「尊敬する人は?」
「特にいません。」
「好きな言葉は?」
「とくにありません。」
意外とまともだ。
まあ、向こうからしたら男に聞いてるわけだからね。
「好きな人はいますか?」
「・・・」
まさか、タケちゃんからその質問が来るとは思いませんでした。
「あ、怒った?」
「ううん。弟。」
「君いいこだよね♪」
「でしょ♪」
「(かわいいなぁvv)」
「(って黒いよな。絶対)」
「って?今度会いたい♪」
「俺も会いたい!!」
「駄目。に変な虫が付く。」
「「がーん・・・。」」
「ツッチー、日向!!あのねっ君すごいいいこなんだよ♪ねー♪」
「うん。いいこだよ。俺、大好き!!」
「今度あわせてにゃー。」
「あわせろよー。」
「今度ね。」
「やったー!!」
「っしゃー!!」
何でこんなに甘くなったんだろう。(汗)
「では次の・・・」
「日向。」
「にゃに?」
「竜で最後。いいな?(だって飽きた!)」
「うぃ。」
「竜、早くして!(あきたの!)」
飽きるよね!!ね!(ぇ)
「別になんもない。」
「は、ふざけんなよ!!」
「じゃあ、俺ー!!」
「俺だし!!」
「どっちでもいいし。」
「、
俺らのこと好き?」
「・・・
嫌いじゃないよ。最初ほど。」
「よし!」
「は?」
「俺らさ、
のこと全然知らないでしょ?だから知りたかったの!」
「俺、タケちゃん大好き!!」
「俺も好き!!」
本当馬鹿なやつら。
嫌いじゃない。
「竜。」
「馬鹿だよな。」
「でも・・・好きかも」
「あぁ・・・」
「ありがとう。」
「別に。」
面接官ごっこは楽しかったみたいね。
私自身、すごく嬉しかったし、良かった。
それに、やっぱ竜は優しいってこともわかった。ありがと。
ってか・・・ツッチーの面接忘れてない?
NEXT
あとがき。
長かった。
会話文が多いわ・・・。
読みにくかったらスミマセン。
今度から短く端的にまとめたいなあ。
瀬陰暗鬼