今日は寝坊して遅刻しました。(最近たるんでる)
もう、お昼だよ。





バレンタインデー 02.武田啓太





「ね、タケちゃんは?」

「実は・・・」





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「馬鹿!!女の子の気持ち考えなよ。二人とも最低。何で止めてあげねぇの?」

「「はい、ごめんなさい(しゅん)」」

「ヤンクミも殴っちゃ駄目に決まってだろ?」

「はい・・・・・(しゅん)」

「で、いつ、タケちゃんのこと探す?」

「とりあえず、あとで。」

「うん(心配!!)」



3人して馬鹿なことして・・・あ、久美ちゃんもだから4人か。
タケちゃん・・・大丈夫かな・・・。(すごく心配。)





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放課後





「タケちゃんいないね・・・(どこ行ったの?!)」

「あぁ。」

「何で今日寝坊しちゃったんだろ・・・・(涙)」

「誰だってあるさ。」

「うん・・・・(タケチャーン!!)」




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次の日の放課後





今日はあのカフェまで来た。
私達より先に久美ちゃんが覗いていた。



「お前何してんの?」

「何って、お前らこそ。」

「タケ、来てるんじゃねぇかと思ってさ。」

「お前らダチ思いだな。」

「うるせぇよ。」



あ、竜が照れた。(ちょっと可愛い。)



「とりあえず中見てみようぜ。」

「おうよ。」



皆で入ったら邪魔じゃないかな?
平気かな・・・・?



「いないみたいだな。」

「あぁ。」



そのとき上から声がした。



「馬鹿だよな!!」

「あはははははは(笑)」

「奥寺とタイマンだなんてありえねぇだろ。」

「10分でKO.だね。」

「一分でしょ!」

「ッてかあのガキ、よっぽど真希ちゃんってこに惚れてんだな。」

「あはは(笑)」



もしかして、タケちゃんのこと!?
そうだったら許せない!!

あ、久美ちゃん・・・。



「どういうことか説明してもらおうか?」

「は、はい・・・。」



やっぱりタケちゃんのことだった。
いてもたってもいられなくなった。



「タケちゃん・・・・!!」

!?待てよ!!」



私はタケちゃんの元に走った。(ってか私より他の4人のが速いし)







タケちゃんを見つけた。




「山口!」



隼人が叫んだ。



「タケちゃん!」

「いくか!」

「もちろん!!」

「駄目だ。」



私達が助けに行こうとしたが久美ちゃんに止められた。



「いっちゃ駄目だ。コレはあいつの戦いなんだ。」

「ヤンクミ・・・。」



タケちゃんの戦い。私達はがんばれとしか言えない。
最後まで見守っているからね。



「どうして?もう私に付きまとわないでって言ったのに・・・」



真希ちゃんが来た。(やっぱ可愛いけど好みじゃない。)



「真希ちゃん」

「わかってやれよ。あんたのためだよ。」

「あたしのため?」

「武田は真希ちゃんのために戦っているんだ。あいつなりに真希ちゃんを守ろうとして。」

「タケは、あんたを騙してるあいつが許せなくてあんたから手を引かせようとしてこのタイマンに乗ったんだよ。」



竜の言葉の圧力はすごい。
かっこいいな。



「騙してる?」

「アイツ、あんたのほかに何人も女がいんだよ。」



全部話した。
タケちゃんの気持ちをわかってあげて欲しい。



「あんな強ぇ奴にタケが勝てるわけねぇのに。」

「アイツ、もう無理だよ。」



私は久美ちゃんの袖を引っ張った。もう見てられなくて。(だってかわいそう!)
でも私が手を出すわけには行かなくて・・・。

そのとき、久美ちゃんが走っていったのがわかった。



安心した。



「ヤンクミ・・・。」

「大丈夫か?」

「俺、やっぱり勝てなかった。」

「よくがんばったな。立派だったぞ。昨日は殴ったりしてごめんな。」

「ヤンクミ・・・。」

「タケちゃん!!」

・・・。」

「こういうことぐらい相談してよ。心配するでしょ?(こんなボロボロになって!!)」

「ごめん。」

「あんた誰よ?」



奥寺(だったかなぁ?)が久美ちゃんに向かって叫んだ。





コイツ・・・・嫌いだ。





「あたし?あたしはコイツの担任の先生だ。」

「あぁ?いまどきの高校の教師は生徒の喧嘩にまで出てくんのかよ。」

「あたしは生徒を守るためだったらどこにだって行くよ。」

「弱ぇ生徒を持つと大変だな。あはは。」

「弱い?こいつが弱いだと?」

「あぁ。弱いだろうが。」

「好きなこのために勝てないとわかっていても真正面からぶつかっていくコイツのどこが弱ぇんだよ。
いくら力が弱くたって最後まで逃げずにがんばったこいつの心はむちゃくちゃ強ぇじゃねぇか。
お前なんかよりこいつのほうがずっと強ぇんだよ。」




流石久美ちゃん。
真希ちゃんにも伝わったよね?



「大丈夫?」

「真希ちゃん。」

「ごめんね。」

「あれぇ?」

「痛いって!!」




こうして終わりよければ全て良しで終わった。(よかったね。)






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あとがき。

タケちゃん可愛いなぁ。(にへへ。
録画して物を見ながら思ったのです。
可愛い・・・v(きゅきゅーん。
和むよね。(にゃははーv
次回はオリキャラが大漁の予定です。(ぇ

瀬陰暗鬼