放課後・・・。



学校見学会 03.土屋光



「本当ムカついた。」

「凄かったね!!」

「あはは。ついね。」

「なんで白菊のことあんなにしってたんだ?」

「気ににゃる!!」

「友達と知り合いの子が言ってたんだよ。」

「女友達!?いいな!紹介して!!ってか彼女?」

「馬鹿。んなわけないじゃん。てか、紹介なんか絶対しないし。」


あ、前方にたこ焼き屋さん。
おいしそう・・・たこ焼き器がないから家では作れないしなぁ。
って!?てつさんにミノルさん!?
ヤバイ・・・?


「それにしても石川ってやつにはムカついたな。」

「そうだな。やっぱ一発ぐらいぶん殴っておけばよかったぜ。」

「俺も絞めようかと思った。」

って喧嘩強いの?」

「さぁ?護身程度かな。」

「まぁ、石川には中学のとき散々目の敵にされてたからな。」

「へぇ。」

「ツッチー可哀想!!」

「さんきゅ。」

「あ♪たこ焼き屋さん。」

あらまあ。タケちゃんですか。
そうですか。


「たこ焼き一つ。」

「はいよ。」

「みんなでわけるのか?」

「あぁ。金ねぇし。」

「んじゃサービスだ。」

「いいんすか?」

「遠慮なく食え。」

「ありがと。たこ焼き屋さんのお兄さん。」

「いえ。」

「うぉーハンパねぇ。」

「んじゃあこっちが竜と隼人とね。」

「ありがと。」


久々だったけど二人とも元気そうだね。
後でお礼しなくちゃ。


!」

「何?」

「あーんv」

「自分で食べろ。」

「あー・・・(早くと言いたい。)」

「(はぁ。)はい。」

「ん、うまv」

「竜も。はい。」

「サンキュ。」

「ちょっ!?俺、竜と間接ヤダ!!」

「馬鹿。」

、ちゃっかり食うな!竜と間接ちゅーになるー。(ギャーギャー)」

「(はぁ。)はい。どーぞ。これで間接だよ?」

「馬路で!?」

「食べないの?」

「食う。」


間接ぐらいどうってことないじゃん。
そう思うのは私だけですか!?


「まいうーv」

「「「このたこ焼き」」」

「「「「うまっv」」」」

四人で素敵な団結力ですね。(笑)
まぁ、食べ終わったみたい。(美味しかった!)


「ごちそうさま。うまかったです。」

「また食いに来てくれよな。」

「ウィッス。」

「本当美味しかったです。また来ますね。」

「おぅ。」


ツッチーって意外に好い人じゃん。(意外にだけど。)
帰りに本屋行かなくちゃ。
ちょっと参考書買わなくちゃだし。(勉強しなくちゃ!!)


「俺、これから本屋に行くから。」

「えー。」

「じゃあね。五人とも。」

「あ、俺も漫画買わなくちゃ。、待てよ。一緒に行こうぜ。」

「別にいいけど?」


ツッチーと二人で歩くのはじめてだなぁ。
小さく見えちゃうじゃん。



―――――――――




本屋にはあのこ、そう、宮崎さんがいた。
様子がおかしい。
万引き?犯罪だよね?


「あっ・・・」

「こんなん読んで楽しいか?」

「ツッチーナイス。」

「もっと早く止めろよな。」

「ごめん。止めても俺にメリットがないと思ってさ。」

「(?)うわっ、二次方程式(汗)俺苦手なんだよな。」

「アホ。これくらいなら簡単だよ。」

「馬路で?!」

「うん。だって中三でしょ?」

「まぁ、出ようぜ。買ったか?」

「まぁ、一応。」


一度本屋を出ることにした。ツッチーにしては賢明だわ。

とりあえず、噴水前まできた。


「お金がないわけじゃねぇよな。」

「自分でもよく分からなくて・・・」

「優等生ってのもなんか大変みたいだな。じゃあな。」

「まだ帰れないから。」

「なんで?」

「塾さぼっちゃったから。」

「じゃあ、ファミレスで時間潰せば?」

「入ったことないから。」

「馬路で!?女の子ってドリンクバーだけで三時間も粘ったりするんじゃねぇの?」

「いや、そんなのないだろ。あっても二時間か三時間だろ。」

「そうか?」

「うん。」


つか、一時間いればいい方じゃね?(そんなに行かないけど。)


「毎日塾があるし・・・」

「おい、嘘だろ・・・。」

「そういう子もいるってこと。現に普通に塾に行っている子は多いだろ。行ってない方が珍しい。」

「あ、あぁ。」

「それじゃあ・・・。」

「バイバイ。気を付けて。」


大丈夫かなぁ。
心配。

あ、酔っ払いにぶつかって転んだ!?


「あー、まったく!」

「ツッチー?」


ツッチーは宮崎さんのとこに行った。
いいとこあるじゃん?


「塾が終わるまで付き合ってやるよ。」

「いいんですか?」

「あぁ。」

「宮崎さん、大丈夫?」

「はい・・・。」

「ツッチー、ちょっと二人で話したいから離れててもらえる?」

「(?)あ、あぁ。」


ツッチーには聞かれるわけにいかない。
ツッチーが離れたのを確認して話す。


「菜緒ちゃん、覚えてるかな?白菊女学院にいたです。」

「え?!あの案内してくださったさん!?何故黒銀に?」

「細かいことは気にしないで。あのね、多分、あいつもそこまで馬鹿じゃないと思うから変なことはしないと思うけど、万が一何かあったときのためにアドと番号教えるから電話かメールして。私は女の子の味方だからね?」

「はい。」

「これ、アドと番号。メモしてあるから。」

「ありがとうございます。」

「じゃあ、私はここで、あ、何かなくてもいつでもメールや電話していいからね。」

「は、はい。」

「ツッチーんじゃ宮崎さんのことヨロシク。俺はここで帰るから。くれぐれも変なことはしないこと!!」

「あぁ。また明日な。」


私はツッチーと別れた。
まさかこのあとあんなことがおこるとは予想もできなかった。







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あとがき。

コノシーンはあんまり好きではありません。
まぁ、主人公ちゃんにはこれからがんばってもらいましょう。
今回あとがき。コーナーには出番が少ない日向さんをお呼びしました。どーぞ。

「どーも。」
どーも。出番が少ないことに不満だとか?
「そうそう。なんで?」
うーん・・・愛がないからかな☆
「注いでよ!!」
タケちゃんまでで精一杯。
「次は俺出る?」
全員集合のときとかに・・・。
「俺扱い酷い!!」
大丈夫さ!!
「今回はツッチーなんだよね?」
ツッチーにも愛はないよ。
「だから短いのね。」
正解。
「まあ、仕方ないにゃあ。」
まあ、読んでくださる親切な方が満足していただけたなら。
「俺のファンは満足してない!!」
ご愛敬ってことで。
「それですませるなー!!」


柄シャツ猫が五月蠅いのでこれで。
柄シャツ猫の出番もいつかあるさ。
では。
次回をおたのしみに。