雪の降る夜君と・・・なんて。
北海道や東北とかじゃないとできないね。
灰色の空
「ホワイトクリスマスがいいのに!!」
「文句言っても降らないよ。関東だもん。」
「むっ、夢がないよ!!たーつーやーくーん、ホワイトクリスマスのために私を北海道に連れてってー!!!」
「遠いじゃん。」
いとこの。
冬休みだからって九州からホワイトクリスマスと高校生活最後の冬休みを楽しみに来たらしい。(でも、ここクリスマスに雪は降らない。)
家族がのこと大好きだから、快く引き受けたらしい。(俺のいない間に決まってた。)
まったく、いい迷惑だ。
「近いとこならいい?んー・・・新潟とか!」
「やだよ。」
今、雪が降ってるかなんてわからないじゃない。(温暖化ってのもあるし。)
それに、新潟が一番近いかって言われたらそうじゃない気もする。
「竜也くーん・・・連れてってくださいっ!!」
顔は可愛いんだけどね。(性格に問題あり。)
のお願いを無視して紅茶でも飲もうと思ってソファーから立った。
「・・・ねぇ、竜也くん・・・今、彼女いる?」
「はっ!?」
いきなりの質問にせっかく入れた紅茶を零しそうになった。
「あ、私も紅茶欲しい!」
「何で?」
「ん?竜也くんかっこいいからさ!!!あ、アップルティーにミルク入れて、ミルクティーにしてね!」
わがまま。
でも、その要求にこたえながら答えた。
「・・・いないよ。」
「そっか、そっかー。あ、ありがとう。」
変なの。
それに、が変なこと言うからなんか気になった。
「は?」
「いないよー。私は今、ボールが恋人。」
はぎゅーと俺のクッションを抱きしめて言った。
そういえば、はバレー部だった。
「まだ、続けてるの?」
「うん。バレーで推薦欲しいなーって。」
「無理だよ。」
「それでも・・・私、関東の大学目指してるんだから!」
ってことは・・・
「ここに居着くつもり?」
「おばさんたちも応援してくれてるよー。」
そのつもりらしい。
本当に家の家族はに甘い。(迷惑な話だ。)
「九州の大学のほうが推薦貰い易いんじゃない?」
「関東がいいの。」
強情・・・。
でも・・・
「そんなに俺と一緒にいたいの?」
「なっ・・・し、知ってたの!?」
「知ってるよ。俺は何でも知ってるよ。」
「・・・だって、大好きなんだもん。」
「それも知ってる。」
「・・・私と付き合ってください。」
「いーよ。」
竜也くん大好き!!と言って抱きついてきた。
俺は頭を何度も優しく撫でてやった。
「ってことで、プレゼントちょーだいっ!」
「・・・デートでもしよっか。」
「え!?やった!!イルミネーションっ♪」
外に出たら灰色の空。
もう少し寒くなったらここにも雪が降る。
「竜也くん、サンタさんくるかな!」
「来ないよ。」
―Merry Christmas 2007.
アトガキ。
メリークリスマス!!!!!
2007年クリスマス夢です。
今年はたっちゃんにしてみました。
どうでしたか?
主人公は一応高校二年生の設定です。
分かり難くてすみません。
実は雪がクリスマスには降ってる地域を把握していないので、めちゃくちゃです。
とりあえず、新潟は昨年は降ってませんでしたが、きっと今年は降ってるでしょう。(だって、普通に雪降ってるもん。)
なんかたっちゃんが別の人に見える気がする。(笑)
途中雲雀さんに見えた。(間違い)
多分気のせいってことにしておこうと思います。
うん。
これはたっちゃんだって言い張ります。
MerryChristmas!!!
瀬陰暗鬼。