それでも、もしあなたの愛を得られないなら、白い雪とともに私の愛を送るでしょう。
Love in snow
「はい。お疲れ様。」
仕事が終わって帰る帰り道。
何故か急に切なくなった。
理由なんかない。ただ切なくなった。
あ、わかった。いないからだ。いつも隣にいた君がいないからだ。
何時まで続くんだろう・・・?
ずっと降り続いてる雪が心の隙間に積もっている気がした。
―――――――――
「あれ?たっちゃん?」
「・・・?」
「こんなところで、こんな時間に何やってんの?!」
「仕事帰り。」
「そっか。お疲れ様。」
「、誰?」
「あ、ごめんね!幼馴染みで家が隣の上田竜也、現在KAT-TUNのU担当で、大活躍中なの。」
「へぇ。」
「あ、たっちゃん、この人彼氏なのv」
「あぁ、自慢の?」
「うんvv」
そんな俺が気に入らないことを嬉しそうに言うがいる景色は何時も見慣れている景色のはずなのに、違って見える。
知らない街みたいで、気に入らない。
「そっか。じゃあ、俺は帰るよ。仕事で疲れてるし。」
「あ、引き止めてごめんね!またね!!」
「バイバイ。」
彼氏ね・・・。
俺は、叶わない恋だとしても、が好き。
うん。好き。
―君が好きです・・・。
どんだけこの言葉をに伝えたいか・・・。
さっき会ったばかりなのにもう会いたくなっちゃった。
―会いたい・・・。会いたい・・・。
気持ちを伝えて受け取ってもらえなくてもいい。
ううん。伝えられなくてもいい。
でも、もし、気持ちを伝えることを許してくれるなら、白い雪に込めて。
きっと今降っている雪の中にも誰かが愛の言葉を込めているから。
―――――――――
「たっちゃん?」
「・・・?」
「帰ったんじゃないの?てか、寒いでしょー?もう少しで家なんだから、家に入りなよ。風邪引いたら大変だよ?」
叶わない恋だって分かってる。
でも・・・
「が好きです。」
「え!?たっちゃん?!」
「ごめんね?でも言いたかっただけだから。それに彼氏いるの知ってるし、今のの幸せを壊すつもりはないから。」
「あの・・・、えっと・・・。」
「あ、そんな意識しないでね。避けられるのとか嫌だから。」
「さ、避けないよ!!私、たっちゃんのこと大好きだもん!!!」
「うん。ありがと。じゃあ、風邪ひかないでね。」
「たっちゃん・・・。」
あーぁ。
やっぱ告白しなければよかったな。
もう、会ってくれなかったらどうしよう。
会いたい・・・会いたい・・・心はずっとこのことだけを望んでいるのに・・・。
雪・・・やまないね。
でもいいや。
雪が止んだらきっと心が通じあえるって思っていたいから。
もう少し、現実に背中を向けていたいから。
何時も、何時も、見上げている。止むはずのない雪を・・・。
Even if I can't get your love,I'll sent my love with white snow...。。。
あとがき
こんにちは。
初たっちゃんです。
たっちゃんは賛否両論ですが、暗鬼は大好きです。
可愛いから。美人さんだから。
暗鬼の意見はさておき、どうでしたか?
夏に雪かよ!!って突っ込みはなしで。
曲ネタなんで仕方ないのです。
この曲大好き!!
今、ちょっとマイ(以下略)のドラマ沿い連載を書こうか迷ってます。
サプリはやりません。
多分。
マイ(以下略)はもち聖くんですよ。
とりあえず、ごくせんと、野ブタ。(両方只今執筆中)のドラマ沿いを終わらせてからですけど。
今年の夏はやりますよ☆
頑張る俺!!
ただ、あとは蒼炎しだい・・・。
頑張れ!!
って、あとがき長い!!
では。
瀬陰暗鬼