20.石と土と
願坊が仲間になった。
進んでいたら、石だらけの部屋に出た。
「どこも石だらけ!気色悪い部屋だなあ。」
「なんか寒気がしちゃうな風子ちゃん。」
「おい願坊!ホントにこのまま進んでいいんだな?」
「ここ通らないと3階にはいけな・・・」
そのとき地震が起きた。
「きゃっ!!」
「わっ!!地震か!?」
「ちがうよこれ・・・っ!!人間だよ!!!」
すごい音をたてて巨人が現れた。
「ででででかい!!なんだこいつはあっ!?」
「『石王』だ・・・」
「知ってんのかこいつ!?」
「懲役200年の殺人囚だって聞いてるよ!利用できるって紅麗様が用心棒にしたの。」
やべぇやつってことはわかった。
ってか、石柱を投げてきやがったあ!?
「危ねぇ!!!」
風子様、大丈夫ですかー!!!
「まてよっ話し合おう!!」
「タンマタンマ!!!」
こいつ危ねぇ。
スコースコー言ってるし。
「ダメだ!何言ってもムダな奴みてーだぜ!」
「土門っ!!まっさかあんなのと一人でやる気か!?」
「るせぇ!!あたりまえだ!一対一はキホンなのだ!!」
女の風子だって一人で戦ったんだ!
オレだって遊びで来たわけじゃねえ!
なにかの役に立ちてぇじゃねーか!
本当はおっかねえけどよ・・・
それに・・・
「柳を助けてえのは烈火だけじゃねえ!!風子だって・・・・・・・・・オレだってそうよ!!!」
オレは勝つ!!!
「おおおおおお!!りゃあ!!」
よっしゃー!!さっすがオレ!!!
しかも風子や花菱に褒められてる!?
風子様!!!!!
「ぶはははなんでえなんでえ!!たいした事ねぇじゃんこいつ!!」
オレは強えからなあ♪
って、急に石王が呻きだしたがった!?
その後目の前に現れたのは、巨大な石をまとった化け物。
足がすくんで動けなかった。
殴られて、殴られて、殴られて・・・死んじまうのかなあって思った。
ち・・・・・・くしょう・・・
こんな事なら影法師の言うこと聞いときゃよかったかな・・・
―オレにはこの“力”がある!!
へっ何が力だ・・・情けねえ・・・・・・まるで大人と子供じゃねーか・・・・・・!
「立てよ土門!!!」
「!?」
花菱・・・?
「そんなヤツに負ける程、おまえは弱かったか!!?オレの知ってる土門は『鬼』の土門だ!!!」
「花菱・・・」
花菱の言葉、ちょっと嬉しかったぜ。
でも、花菱まで石王にやられた。
「烈火!!」
風子!?
待て・・・危ねぇっ!!
「きゃ・・・」
「風子・・・っ!!!」
許さねぇ・・・許さねぇ・・・。
俺の風子様を・・・。
「・・・・・て・・・・・・てめええええええええええ!!!」
大きな音をたてて石が割れた。
石王が倒れた。
俺自身が一番驚いてる。
「すげえぞ土門!!」
「なんだよ今のパンチ!?」
なんか褒められてる!?
「さすがパワーゴリラだぜ!!」
「みなおしたフランケン!!」
「???」
これは・・・・・・・・・!
愛の力だ!!風子へのLOVEの力が・・・!!
「やっぱりオレは強ええなあ!!!」
__________
そのころの影法師・・・・
「ふぅ・・・結界がとても邪魔ね。それより、土星の輪は使いこなせてるかしら。そして・・・この鼻輪どうしようかしら。」
NEXT
後書。
この文章うちながらKAT-TUNの曲聞いてたんで、いつもよりも高いテンションで打ってました。
速かったです(笑)
なんか、この辺、書いてても、打ってても、読んでても面白くないですね。
みぃちゃんが出てきたら変わるんかな・・・。
ってことで次回予告!!
次回は、小金井視点で、みぃちゃんも出ます!!!多分!!
ってか、みぃちゃんみぃちゃん言ってますが、これは紅麗夢ですよー。(ぉぃ
瀬陰暗鬼