「むー・・・」





只今、22歳。大量の食材と格闘中です。

や、だってね、忠義の誕プレは、“ごはん”しか、思いつかなかったんだよ・・・!
忠義が何より好きなもの(事?)は食べる事だと思うんだよね。(痩せてる時よりもちょっと太ったときの方が活き活きしてるの!)

で、何で悩んでるかといいますと・・・家の忠義くんは私めのレパートリーを食い尽くしてしまってるんですよ!






「どうしよっかなあ・・・」





料理の本を買ってきて新しいものに挑むか・・・とも考えたが、既に食材は用意してしまった。(しかもすごくテキトーに)
それに、出かけるのがめんどくさい。





「ただいまー・・・おなか減ったー・・・」





え・・・?

え・・・!?

早ッ!?

え、何で!?早すぎるでしょう!?



確か朝、“20時には帰りたいー・・・”って泣き言をほざいてたじゃない!!!
今、6時ですよ!?6時!!!

2時間も早きゃ、何も用意してないよ・・・!






ー・・・おなか減ったあ・・・」

「う、ごめん・・・!何も用意してないよ・・・」





大きな体でしゅーんと小さくなってる忠義を見て、不謹慎だが、可愛いなと思ってしまった。





「ごめんね、忠義の好きなもの作ったげるから。」

「オムライスとハンバーグ。」

「うん。了解!」










*








もふもふとおいしそうにご飯を食べる忠義を見て安心したのは言うまでも無い。





「これだけ?」

「え!?ううん、デザートもある。」





デザートのケーキはちゃんと朝から用意していたのでバッチリだった。





「わーい。」





もう、可愛いな!と、観賞をしていたら、忠義のお皿はからっぽだった。





「デザート、デザート!!」

「わかったから。」





焦って落としたりしたらどうすんの!?と言うと忠義は一発で静かになった。





「わ!ケーキやんな!」





全部食べていいよと言うと、今まで以上に笑顔になった。





「ふふ、忠義、誕生日おめでとう。」





そしたら、もっともっと笑顔になった。



そして・・・





、大好き。」










スウィートメモリー











「誕生日プレゼントはでえーよ。」

「!!!」





部屋が甘い香に包まれた。










あとがき。

初忠義君こんばんはー!(ぇ
ちょっと可愛い忠義くんが書きたくなって丁度誕生日あるじゃん!と思って、書いちゃいました。
エイト魂行ってからちょっと忠義君にめろめろですよー。
たっちょん可愛すぎるんだもん!!!
むふふー。
主人公ちゃんはこのあと、たっちょんに喰われればいいよ。

瀬陰暗鬼。