『ホワイトデーが終わるまでヤンクミ以外の女は立ち入り禁止』


これはホワイトデー前3Dの入り口のドアに張ってあった張り紙の内容である。




Surprise day 〜3倍以上返し〜



「うわーん!!酷い聞いてくださいよせんぱーい!!」


只今私はバイト先にいます。
今話してるのはバイトの先輩です。
なんか・・・前に告白されたんだけど竜が助けてくれました。
でも・・・諦めてないみたいです。
まぁ、良い相談相手になってくれてるんでちょっと感謝してます。
たまに聞かずに流されるけどね。


「彼氏が冷たいんだって?ソンなんやめて俺にしとけば?」

「無理です。無理!!だって私竜のこと大好きだもん!!」


今日はあまりにも竜が酷いので愚痴を聞いてもらってます。
だって一週間も音沙汰無しで今日、会いに行ったら教室にさえ入れてもらえなかったという・・・なんて酷い仕打ち!!で、聞いてもらってるんです。


「じゃぁ何で泣いてるんさ?」

「だって・・・張り紙・・・」

「ふーん。まぁ、俺だったら彼女のためなら抜け出すけどね。」

「無理です。あのクラスだけは恐ろしいくらい結束力が固くて一人もルールを守らないやつはいないですから。」

「じゃぁ、彼氏さんも仕方ねぇんじゃん?」

「でもメールも電話もくれないし、帰りも一緒に帰ってくれないんですよ!!」

「だから俺にしとけばって何回も言ってるじゃん。」

「無理です。」

「じゃぁ今度遊ばない?」

「合コンなんだけどさバイトのメンツいろいろ誘うしもどう?」

「合コン・・・」

「彼氏も自由に好きなことやってんだからもソレくらいやったって文句言われねぇって。」

「そっかなぁ・・・じゃぁ・・・」


合コンに誘われました。
まぁ、竜以外には絶対なびかないしそんな可愛くないんで大丈夫だと思うし竜にほっとかれてるから遊びたかったしOKしました。
どーせ人数あわせだってわかってたし、ただ・・・日付がホワイトデーだったことは当日まで気づかなかった。



_____________



ちゃんって言うの?いくつ?」

「今年18になりました。」

「へぇ。若いねー♪お兄さん年下大好きなんだ。」

「そうなんですかー。」


ロリコンかよ。(涙
全然もてないと思ってきた合コンなのになぜか変な人が一人・・・しかもロリコン!!
先輩も美人なお姉さんに夢中で助けてくれないし・・・こなきゃよかったよ・・・。


ちゃん今日この後二人で抜けない?」

「抜けませんよ!」


気持ち悪い!!
やっぱ来なきゃよかったよぉぉぉぉ。


チャチャチャーチャチャーチャーチャーチャチャーチャチャチャーチャチャーチャーチャーチャチャチャー(某KAT-TUNの亀梨●也作詞曲絆より)


ちゃん、ケータイなってるよ。」

「へ?あ、はい。失礼します!」


ピ!


「もしもし・・・・」

「どこにいんの?」

「へ?!竜?!」


電話は竜からでした。
やばいですね。
怒られるかも・・・声が怒ってる・・・


「どこにいんの?」

「え・・・えっと・・・」

ちゃーん?電話まだ終わんないのー?』

「は!!ごめんなさーい!!すぐいきますっ!!」

?男といんの?」

「竜には関係ないでしょ、バイトの先輩に誘われてカラオケにいるだけ!じゃぁね!!」


ブツッ!!


どうせ怒られるなら遊んでおかなくちゃと思ったわけですよ・・・はぁ・・・絶対怒られるー・・・・


「ごめんなさい;ちょっと相手の方怒ってて・・・」

「ぇー?大丈夫ー?」

「あんま大丈夫じゃないと思うんですけど強制的にきってきました。」

「あははーちゃんvどう?これから抜けようよーv」


ちょ・・・ちょっとまって・・・
何で抜けようとか言ってキスしようとしてるんですか?!
ヤダッ・・・助けて・・・イヤーッ・・・・


「スミマセン。何やってるんすか?」

「あれー?竜君じゃんどうしたのー?」

「すみません。なんでを連れて来てるんすか?」

「ぇーなんで竜君怒ってんのー?」

。」


ぎゃー・・・・怒ってる・・・ってか何で竜はここがわかったの?


。」

「あっ・・・・はい・・・・」




_____________




ココは公園です。
竜に連れられてココまで来ました。


「はい。」

「あ・・・ありがと・・・」


無言・・・・すごい怒ってる・・・どうしよう・・・ここまで怒ると思ってなかった・・・
うぇっ・・・・どうしようっ・・・・


「何であんなとこにいたの?」

「ッ・・・・ごめんなさいっ・・・・」


もぅ、私には謝るしかできないと思ったから謝りました。


「はぁ・・・なんで?」

「最近竜とあってなかったし・・・もう捨てられちゃったのかなーとかも思ったけど何より寂しくて遊べばなんか気が済むかなーって思ってそれで・・・」

「なんかあったらどうするつもりだった?」

「ごめんなさい・・・」


竜はただ怒ってたわけじゃなくて心配して怒ってくれたたんだって思ったら本当に申し訳なくなって涙が流れてきた。


「今日何の日かわかってんの?」

「ホワイトデーです。」


今日まで忘れてたんだけどね・・・


「コレ。」

「ふぇ?」


竜が差し出したのは小さな飾り箱。


「何コレ?」

「バイトして買った。」

「バイト?」


鎖が全部繋がった。
このためにバイトしてたから最近電話もメールもなくて帰りも一緒に帰れなかったんだ・・・。
クラスの張り紙は・・・多分別件で隼人君たちが張ったんだろう・・・何かドッキリでも考えてたんだろうな・・・。
なんか勝手な誤解をしていた自分がさらに恥ずかしくなって、申し訳なくなって・・・最低だ・・・私。


「竜、ごめんなさい。」

「いや・・・寂しい思いさせてた俺も悪いし。」

「ううん。竜は悪くないです。ごめんさい。」

「わかったから。もぅ、いいよ。」


竜は優しいね。
すごくすごく優しいね。
私やっぱ竜が一番好き!
だから涙を拭き取って言うよ。


「竜、ありがと。大好き!」

「あぁ。」


そういえば・・・これなんだろ・・・結構小さいけど・・・


「指輪・・・?」


中に入ってたのは凄く高そうな指輪。


「こ・・・コレ高いでしょ?」

「だからバイトしたんだけど。」

「竜・・・・ありがと・・・」

「貸して。」

「ぇ・・・・?」


竜は私の左の薬指に指輪をはめてくれた。


「ぇ・・・竜・・・?」

「今はコレで待ってて。いつかもっとちゃんとしたの送るから。」

「ううん。これで十分だよ!!」


私はコレで本当十分です。
だから・・・こうやって涙が出てくる・・・もぅ・・・竜は私の吃驚箱だ・・・


「たしかバレンタインの三倍返しだっけ?」

「三倍以上返してもらってるよ!」

「なら、次のバレンタインデーは今日の倍頂戴。」

「がんばるねっ!!」


そうして私の涙をぬぐってやさしいキスをくれた。
凄く凄く優しいキス。
凄く嬉しかった。



今日は沢山竜に驚かされました。
本当に吃驚した。
でもいろいろ嬉しかった。


竜、これからもよろしくね?







〜 Happy whiteday 〜











あとがき

はい。
書きました。
どうですかね?
こういうのは。
竜は最近書いてなかったんで書きたくて書きました。
楽しかったです。
竜は凄く好きです。
大好きです。
亀梨だからさらに好きです。(笑
竜と修二なら竜が好きデス。(笑
でも修二も好きです。(笑
まぁそんなどうでもいいことはおいておいて・・・浮気はいけませんよ。(笑
いや・・・主人公ちゃんは浮気じゃないですよ。はい。
ってか竜ちゃん優しいわー。
なんか今回、竜ちゃん優しい!!
おかしいなー。
まぁいいや。
竜ちゃん受k(強制終了
隼人だったら喧嘩別れしそうですよね。(笑
某嵐(某いらないし)の松●潤と某KAT-TUN(某いらないし)の赤●仁が言ってましたね。
喧嘩別れ。
あ・・・仁は共感してただけか。(笑
まぁいいです。
なんか長いアトガキになりましたが失礼します。
感想頂けたら、あたヤル気になります。
読んで下さりありがとうございました。

瀬陰暗鬼