今は夜。
空には月が光っている。
ココはまっすぐな一本道。
影は飽きないのか、というぐらい俺の後をついてくる。
俺は思うんだ。
時々この影は今日の嫌な自分を明日に連れて行くんだと。
なんか一人でいるのが寂しくなってきた。
寂しさを紛らわすために唄を口ずさむ。
この唄が星の音符となって今いない君に囁けたらどんなにいいだろう、とか考えてしまう。
いつもは君が隣にいて俺が口ずさむ唄を聞いてくれてたのにね・・・



―本当の愛を求めては・・・ねぇ・・・いけないの?



あの時俺たちは月の満ち欠けのように自分の素顔を探してたよね?
作った自分じゃ笑えない君の横顔も愛しかった・・・・いや・・・今も愛しい。



―なんで今日は満月なんだろうか・・・?



今ココに届いてる月の光より俺たちが輝ける場所ってあるのかな・・・?
なんで君はいなくなってしまったの?
何でさよならもいわずにいなくなっちゃったの?
こんなにこんなに好きなのに・・・どうしてももう君に伝えることが出来ないから月に向かっていうよ。


「好き。」



―和也。



頭の中に誰かの声が届く。
誰・・・?なの・・・?



―私も和也のこと好きだったよ。



?!ねぇ・・・どこにいんの?!会いたいよっ!!」



―大好きだよ。幸せになってね?



一瞬聞こえたの声。
誰よりも愛しいの声。



―もぅ、どこにもいないの・・・?ねぇ・・・また和也って呼んで。もう一回、和也って呼んで。



もぅ、はいないから二人の影が重なることなんてなくて一緒に笑うことさえなくて、ただ・・・・俺はずっと思ってる。
ずっとずっと思ってる。
ちゃんと伝わってるよね?
今のの声をそっと胸に抱きしめて・・・・



―大丈夫。俺、がんばるよ。



また空を見上げてあのメロディーを囁く。
このメロディーはが好きって言って笑って囁いてくれたメロディー。
はいつも俺を優しい気持ちにさせてくれたから・・・がちゃんとココにいたって言う真実を心に留めてこの道を歩こう。
きっとこのメロディーはね・・・



、また声を聞かせて。



っていう希望を載せた唄で、



―俺はが好きです。



っていう愛を載せた唄でもあるんだよ。
俺はこの唄を歌い続ける。
この月が見える道でまた会おうね。
そして一緒に歌おう。



ツキノミチ=月に行った彼女に唯一会える道。














月の道どこまでもついてくる長い影
憂鬱を連れて行くよ明日に   Lalalalala〜
星の位置の音符で君に囁くメロディー
本当の愛を求めては   ねぇ、いけないの?


僕たちはそう満ち欠けのように
自分の素顔探してんだよ
ほら見せかけの中じゃ
笑えない君の横顔


ここに届く光より僕たちが輝く場所
そっと胸に抱きしめて月の道を歩こう


星空を見上げて囁いたあのメロディー
優しさだけを真実に月の道を歩こう
希望の唄   愛の唄を
月の道で歌おう



作詞 TAKESHI  作曲 蔦谷好位置    ツキノミチより


あとがき

まず、補足と注意です。
補足として、彼女は死んでます。
んで死んだ彼女が唯一現れるのが月が良く見える道でってわけです。(どんなわけだという突っ込みは無しで。/笑
んで、亀ちゃんは彼女に会うためにここに来てるって感じで。(どんな感じだよという突っ込みは無しの方向で。/笑
冒頭ってか・・・『本当の愛〜』ってとこまではちょっと泣いてる感じです。(前文と同じく突っ込みは無しの方向で。/笑
その後も泣いてる感が残ってればいいな。(結局希望/笑
んで、注意です。
注意としては最後の=は適当です。
あと、歌詞は海賊船のDVDから頂きました。(ォィ
間違ってたらごめんなさい。
すみません。
ここから後書いきます。(ォィ
この曲はすごく好きです。
ただDVDだとメッチャ盛り上がって歌ってるんですよね。
しっとり悲しげにむしろ仁のムラサキのように歌って欲しいデス。(ぅゎ。
この曲は亀ちゃんより、修二の方が似合うなぁ。。。。と書きながら思ってました。
でも亀ちゃんなんです。
亀ちゃんじゃないと駄目なんです。
ただの自己満足ですが。(ォィ
まぁ、とりあえず短いですが状況がわかってもらえればなーっと思います。
最近こんなんばっかだわ・・・ハッピーエンドはどこに消えたの?!って感じ。
あはは。

瀬陰暗鬼