○月×日






























049.映画に行きました。
































「何見たい？」

「悲恋のラブストーリーやろ？」

「違うよ！悲恋じゃないよ！！」

「やって、亮ちゃんが悲恋やって・・・。」

「錦戸君は丸ちゃんをからかってるんだよ！！！！」

「ま、カップル割引やし、帰りになんか食いに行こうな。」

「丸ちゃん、そればっかだなあ。（笑）」
















1週間前から計画してた映画館行き。

最近お互いに忙しくて、デートは久々。

















「空いてる！！よかったね。」


















公開して半月。

そりゃあ、人は少ないよね。






































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映画の内容は、



















レンゲという女性と付き合ってた男の人が主人公で、レンゲは事故死してしまった。

しかし、その男はレンゲの妹に恋をする。

好きなのに彼女は遠くへ言ってしまい、会えなくなった二人。

彼女が病気だったことを知った彼は彼女に初めて手紙を書く。

手紙に添えたしおりにある花はカスミソウ。

彼女の名前にちなんだカスミソウ。






再び彼女と出会えた彼。

手術が終わって、彼女は戻ってきた。

しかし、彼女の手術は失敗だった。










彼女は二度と会えない人になった。

彼は一匹の犬にカレンと名づけた。












カスミとレンゲの意を込めて。


























って話。































話がクライマックスに近付くたびに、涙が溢れてくる。

終盤には涙は滝のようになった。

ふと隣を見たら、丸ちゃんも泣いていた。

私よりも何倍も激しく泣いていた。



























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「いい話だったね。」

「涙が止まらんかった。」

「丸ちゃん、大泣きだったもんね。私より泣いてたよ？」

「皆には内緒な？」

「うん。」

「また来ような。」

「うん！！！！」



















ちょっと涙もろいけど、優しいし、大好きだよ。


































丸ちゃん、ずっと一緒ね。





end.

あとがき

短い！！
流石短編。（笑
初丸ちゃんがこんな感じになりました。
丸ちゃんって、アホってイメージが強いです。
だから、きっと、映画とか泣いちゃうんじゃないかなー・・・みたいな。

瀬陰暗鬼