この世はゲームでできている。
戦いのスリル感。
ゲームだ。
生きるか、死ぬかのゲーム。
「うっわー。また派手にやったさね。」
こいつはゲームでいうお供という感じだろう。
敵ではないが裏切る可能性があるって奴だ。
「俺さ、遠くから見てたけど、緋奈って戦ってると死神みたい。」
死神か・・・。
でもね、死神ってだいたい敵キャラって決まってるんだよ。
「ってさ・・・」
「何?」
「可愛いね。」
011.恋愛ゲーム
―可愛いね。
そういわれたとき、顔が赤かったと思う。
そしてそのあと、ラビは私にゲームを仕掛けてきた。
ルールは簡単。
好きって言わせたら勝ち。
それだけのゲーム。
「くだらない。」
人に振り回されるのは迷惑だ。
「何で?」
何かに抱きつかれた。
「きゃあっ!!」
「うーん、いい反応♪本当、男に対して免疫がねぇんだな(笑)」
こんの、馬鹿エロ兎・・・。
「おっ!!って結構胸あるー♪」
「いーやーっ!!!!」
馬鹿エロ兎のバカーッ!!
「いいっかげんにしろっ!!」
殴ってやった。
いい音がした。
絶対このゲーム負けないんだから。
*
「ーッ!!飯食いにいこー!!」
「嫌!アレンと行く!!」
それから三日、ずっとこんな感じだ。
「いい加減に言うさ。」
「誰が言うか。」
ゲームで私が負けるなんてありえない。
「・・・じゃあ、やめよっか。」
「えっ!?」
「だってさ、は俺のことすきにならねぇっしょ?」
ならないと思うけど・・・。
でも・・・
「ラビといると、楽しいよ。すごく楽しいよ。」
私の世界にラビなら入れてあげてもいいかなあって思った。
これは本当。
「・・・?」
「嫌いじゃないよ。ラビのこと、嫌いじゃない。」
負けず嫌いで悪かったね。
「へへっ・・・」
照れたように笑うラビが少し、可愛かった。
「、好きさ。」
素直なラビがうらやましいよ。
「ラビの負けだからね。」
きっと、私はラビのこと好きだ。
でも・・・絶対負けないからね。
「ね、。今度は、別のゲームしよ?」
「しない。」
もう、こんなドキドキは嫌だ。
end。
あとがき。
いまいち書いた本人が気に入ってない作品。(コラ
でも、なんか、周りの反応が良かったので作品としてアップ。
僕が気に入ってなくても周りがよければ作品になってしまうという・・・。
ぐだぐだだな・・・。(めそ。
瀬陰暗鬼